妊娠かな?と思ったら…
妊娠検査をしてみましょう
まず、ご自分で妊娠検査をしてみてください。近年の妊娠検査診断キットは、精度の高い結果が得られます(判定時の状況により、正確な結果が得られない場合もあります)。
妊娠反応が陽性の場合
産婦人科を受診しましょう。妊娠部位の確認、正確な妊娠週数の診断、胎児の成長具合を確認します。
妊娠反応が陰性の場合
何らかの理由で正確な判定が出ない可能性もあります(受精卵がまだ着床していない、あるいは着床して日数が浅い場合など)。
しばらく経過を見て、再検査をしてみましょう。予定月経が2週間以上遅れているのに反応が陰性の場合は、妊娠以外の原因が考えられますので、産婦人科を受診してみましょう。
受診から退院後のケアまで
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01 受診をしてみましょう
初診の方はお電話にてご連絡ください(042-742-3636)。また、当院では里帰り出産を受け入れております。
ご希望の方はお電話にて分娩予約を行っていただいてからご来院ください。 -
02 出産から退院までの流れ
通院による経過観察をしていきます。その期間に、当院開催の母親学級も是非ご参加ください。
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03 退院後のケア
育児相談や診察を行っております。
バースプランについて
当院では御出産に際し、 皆様のご要望に可能な限り、お応えするため、 バースプランの作成をお願いしております。
分娩ご予約時にバースプランの記入用紙をお渡しをしますので妊娠30週前後でご提出下さい。
「赤ちゃんを出産するときにどうしたいか」 「産まれた赤ちゃんをどうやって育てたいか」
初めての方は、妊娠も出産も育児も全て初めての経験でどうしたらいいの?と不安になる事もあると思います。
御出産経験のある方でも、 当院での御出産が初めての場合、 戸惑ったり、緊張したりする事でしょう。
そこで、バースプランの作成をする事で出産・育児のイメージをして頂き、より主体的なお産ができると思います。お産の進行や赤ちゃんの状態によりご要望通りにならない事もあります。

出産について
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初めてお産される方
- 自然分娩で出産したい
- 痛みを軽減する無痛分娩を希望
- 夫に立ち会って欲しい
※ 初めてお産される方は、基本的に出産日を予定する計画出産はしていません。
もし、ご家族のご都合でどうしても計画出産をご希望される場合は、 医師にご相談ください。 -
お産が2回目以降の方
- 自然分娩で出産したい
- 痛みを軽減する無痛分娩を希望
- 夫に立ち会って欲しい
※ お産が2回目以降の方は、無痛分娩をご希望される場合、通常は無痛計画分娩となり、計画出産となります。
- 赤ちゃんと一緒にいたい、同室希望
- 疲れが取れるまで新生児室で預かって欲しい
- 上の子の時に母乳で楽だったから、今回も完全母乳を希望
- 上の子の時に母乳で大変だったから、今回はミルクも足したい
※ 赤ちゃんが生まれてからの過ごし方や授乳方法などについて、もし「この要望はどうかな…」という事がありましたら、 受付、もしくはスタッフへ御気軽にお尋ね下さい。
妊婦健診スケジュール
周期 | 検診内容 | |
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初診 | 初診時、まず、超音波検査にて妊娠の確認を行います。 | |
初診より2週間後 |
胎嚢確認後、2週間後に来院していただきます。その際、超音波にて心拍の確認を行います。 心拍の確認が出来ましたら、母子手帳の受け取り方法と分娩予約についての説明があります。 |
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3週間後 |
母子手帳を持参し、妊婦健診がスタートします。 超音波検査にて、胎児の確認後、分娩予約を行います。 助産師外来でお話後、初期の採血検査を行います。 |
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〜24週 | 3〜4週間ごとに健診を行います。 | |
24週〜 | 2週間ごとに健診を行います。 | |
35・36週〜 |
1週間ごとに健診を行います。 今までの健診内容に加え、NST(分娩監視装置)による検査と赤ちゃんの下降度合と産道の開き具合を診ていきます。 |
初期~12週前後
- 診察
- 経腟超音波検査を行います。内診台で膣から超音波の器械をいれて赤ちゃんの大きさなどを診察します。ご家族は一緒に見ることが出来ません。
- 助産師外来
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妊娠初期から妊娠12週の助産師サポートについて
妊娠初期は、身体や心にさまざまな変化が訪れる大切な時期です。当院では、助産師が尿検査、血圧、体重、下肢のむくみの健診をし、医師との連携により以下のようなサポートで、安心して妊娠生活を始められるようお手伝いしています。
- 妊娠の受け止め方や不安への寄り添い
- つわりや体調変化への対処法のアドバイス
- 妊娠中の体重管理とセルフケアの提案
妊娠の始まりを、安心と希望をもって迎えられるよう、助産師がいつでもそばで支えます。
どうぞお気軽にご相談ください。
- 健診の頻度
- 3~4週間ごと。
母子手帳をもらって初めての健診でいろいろな感染症を調べる採血があります。
追加で風疹・トキソプラズマも一緒に調べることができます。
風疹の抗体があるかどうか確認してきてください。
12週〜36週まで
- 診察
- 経腹超音波を行います。ベッドに横になり、お腹に超音波の器械を当てて、赤ちゃんの体重や羊水の量を診察します。ご家族も一緒に見ることができます。
- 助産師外来
- 妊娠12週〜後期の助産師サポートについて
妊娠12週から後期にかけては、赤ちゃんの成長とともに、体調や気持ちにもさまざまな変化が現れる時期です。助産師外来では尿検査、血圧、体重、下肢のむくみの健診を行い医師との連携で、安心して出産を迎えられるよう、以下のようなサポートを行っています。- 健診時の相談支援:体調や生活の変化、気になる症状へのアドバイス
- 出産準備をわかりやすくご案内
- 心と身体のケア:むくみ・腰痛などの悩みに寄り添い、セルフケアの提案
赤ちゃんとの出会いに向けて、少しずつ準備を整えていくこの時期、助産師は、いつでも皆さまのそばで、安心と笑顔で支えます。
- 健診の頻度
- 24週までは3~4週間、24週から36週までは2週間ごとです。
24週前後
クラミジア検査・頸管長チェックを行います。
内診台でクラミジアという菌のおりもの検査と、経腟超音波で切迫早産の傾向がないか、子宮の出口の長さ、胎盤の位置を診てチェックします(お腹のエコーは必要がなければありません)。
18週・26週前後
心エコーで、お腹の超音波で赤ちゃんの心臓に異常がないかチェックします。(18週・26週前後の計2回)
30週前後
中期採血・頸管長チェックを行います。内診台で切迫早産の兆候がないか、経腟超音波でチェックします。採血で貧血がないかを調べます(お腹のエコーは必要がなければありません)。
27〜30週頃
4Dエコーサービスで赤ちゃんのお顔を見ます。
妊婦健診予約の目安
GS確認 | 2週間後 |
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心拍確認 | 3週間後(母子手帳説明) |
初期検査 | 初診診断では、まず、超音波診断を行います。 妊娠が確認された場合には、赤ちゃんを産むために必要な血液検査の説明を行います。 |
初診検査 | 3週間後 |
12週~ | 4週間後 |
17~19週 | 心エコー |
21~23週頃 | クラミジア・頸管長チェック |
〜23週頃 | 3週間後 |
24週〜 | 2週間後 |
24~26週 | 心エコー |
30週頃 | 中期検査 |
35週5日~36週5日 | 後期検査 |
その後、1週間毎 | 妊婦健診 |
40週以降 | 2回 / 週 (※ 医師の指示で変更あり) |
入院中について
入院中のこと
経腟分娩の方は生まれた日を0日と数えて4日目の退院です。
帝王切開手術の分娩の方は生まれた日(手術の日)を0日と数えて6日目の退院です。
お母さんの体調や高血圧などのリスクによって入院が長くなることもあります。また、赤ちゃんの状況によってお母さんと赤ちゃんの退院の日が別になる可能性があります(黄疸が強い時や小さく生まれた赤ちゃんなど)。
基本的に、経腟分娩の方は1日目から、帝王切開の方は3日目から母子同室が開始されます。授乳の仕方や沐浴の実習などの指導が入院中にあります。
36週~お産まで
- 診察
- 経腹超音波検査、内診(産道が開いているかどうかの診察です)。
- 助産師外来
- 今まで通りの健診に加え、NSTというお腹のモニターを20分ほどつけて赤ちゃんの心音と陣痛の具合を調べます。
- 健診の頻度
- 1週間ごとに行います。40週を過ぎると1週間に2回のチェックです。
36週前後の検査について
36週前後になると、おりもの検査・心電図・後期採血を行います。
溶連菌のおりもの検査、不整脈などがないか調べる心電図、そして採血は血の止まりやすさを調べます。
心電図に関しましては、手首・足首・胸に電極を装着しますので、着脱しやすい服装で来てください。
お腹のエコーは必要がなければありません。
また、出血やお腹のハリがあった場合(切迫早産、切迫流産、絨毛膜血腫など)はこの通りに健診が進まない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
溶連菌(B郡溶連菌)、もしくはGBSとも言います。3割の女性の膣にいる常在菌で、お母さんには何の影響もありませんが、赤ちゃんが産道を通ってくるときに感染してしまうと、ひどい肺炎や髄膜炎などの感染症を起こす危険があります。
36週頃にチェックし、検査結果がプラスの場合は、お産で入院した時に抗生剤点滴を行います。
入院時に用意するものについて
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入院時の持ち物
母子手帳 / 保険証 / 産褥ブラジャー / 産褥ショーツ(洗い替え用) / ナプキン(お産セットにも入っていますが足りなくなることがあります) / フェイスケア用品 / 赤ちゃんの紙オムツ1パック
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病院で用意しているもの
寝間着 / ガウン / タオル類 / ティッシュ / シャンプー / リンス / ボディソープ / ドライヤー
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入院時に購入して頂くもの(お産セット)
お産直後用パッドセット / お産用ナプキン(M×2パック・L×1パック) / 産褥ショーツ1枚 / お産時用αショーツ1枚 / ベビーキャッチ用シーツ / 母乳パッド / ピュアレーンクリーム /
赤ちゃん用おしり拭き / 臍消毒セット / ヘアブラシ / メッシュタオル / 歯磨きセット / スリッパ /(¥20,000) -
退院時の持ち物
赤ちゃんのお着替え(短肌着、カバーオールなど) / おくるみ
お部屋の御宿泊について
トイレ・シャワーあり・なし、広さによって ABCFに分かれています。ご主人様、上のお子様の御宿泊ご希望の場合は、 バースプランで Fのお部屋を選んで下さい。
尚、御出産当日のご主人様・上の子の御宿泊は、 出来ません。翌日からになります。 また、上のお子様が御宿泊の場合、 上の子と産まれた子の同室が基本になります。
接触した直後から、 24時間、上の子と産まれた子と母児同室になります。
コロナの状況により行えないこともあります。一度お問い合わせください。
ご退院までのケアについて
入院中のケア
入院中は助産師のケアだけでなく、医師による回診があります。
毎日のお母様と赤ちゃんの状態を把握し、必要があれば診察やお薬の処方をします。
小児科医の診察
小児科専門医が火・土 診療に来ております。
入院中に出産した全ての赤ちゃんが診察を受け、何かあれば提携先の病院へ紹介しております。
全室母子同室
赤ちゃんのペースで授乳が行えて、順調な母乳育児につながります。
お母様の状態に合わせて、助産師がいつでもサポートできるようにしております。
お疲れのときは赤ちゃんをお預かりし、ゆっくりお休みいただくことも可能です。
出産から退院までのスケジュール
分娩(手術)当日 |
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1日目 |
2日目 |
3日目 |
4日目 |
5〜6日目 |
経膣分娩 | 帝王切開 |
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ご出産おめでとうございます | ごゆっくりおやすみください |
授乳指導・シャワー開始・母子同室開始 | 飲水開始〜清拭・採血・初回歩行 |
沐浴指導 | 常食開始〜清拭・シャンプー |
退院説明・退院診察・採血 | 授乳指導・シャワー開始・採血・母子同室開始 |
退院(AM11時頃) | 沐浴指導 |
– | 退院診察・採血 5日目または6日目AM 退院 |
退院から1ヵ月後健診までのスケジュール
退院後、2週間前後で2週間健診があります。お母様の診察ですが赤ちゃんの体重チェック、授乳相談も行なっています。また産後4週間健診に合わせて赤ちゃんが生まれて約1月後に赤ちゃんの1ヶ月健診があります。
- 予約方法
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お電話にて承ります(日曜・祝日を除く)。8:30-16:00
TEL 【042-742-3636】
- 料金
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¥3,000 〜 ¥6,000
※ 薬の処方があった場合はプラス薬代
産後3日目退院を希望される方へ
経産婦さんで、産後の経過が順調な場合は、産後3日目の退院も可能です。
3日目退院希望の方は、分娩入院時までに申し出て下さい。
詳しくは、こちらをご覧ください。
※産後ケアについては?
当院では相模原市産後ケア事業を行なっております。
相模原市在住のお母様は産後1ヶ月まで利用ができます。